みなさん、こんにちは。

先日、胃カメラを受けました。
元消化器外科医、現消化器内科医として恥ずかしいのですが、人生初体験でした。

というのも、

最近は、若いころと比べ物にならないほど胃腸が弱くなり、胸やけしたり、もたれたり、食べる量が減ったり、それとなく自覚症状があったので、
先日、胃がん発症と強い関連性が指摘されている「ヘリコバクター・ピロリ菌」の抗体価を血液検査で調べてもらったところ、
衝撃の『強陽性』

7月に、大学の消化器外科時代の同期が開業しているクリニックで、同期を数名集めて、みんなの大腸内視鏡を僕がする、という企画が2年ぶりに行われる機会に乗じる形で、土曜日の宝塚ヒルズクリニックの午前診療が終わった後、みんなの大腸検査をする前に、僕の胃カメラを院長がしてくれることになりました。

人生初だったのですが、こういったときは意外に度胸が据わっていて、緊張もしない性格のようです。
それよりも、13時までの絶食が苦痛でなりませんでした。

出血を抑える薬を鼻に噴霧され、経鼻内視鏡と同じ太さの柔らかいカテーテルを鼻に突っ込まれ、それを抜いたら、さあ開始。

6mm程度の細いカメラが、鼻から食道、胃、十二指腸に挿入されていくのですが、不思議と流れてくる涙でかすむモニターを、ただ目を見開いて凝視していました。

自分の胃の荒れ具合に衝撃を受けました。
ピロリ菌がいるのはすでにわかっていたので、胃のおおよその状態は想定していましたが、
ピロリ菌によってダメージをうけた『鳥肌胃炎(萎縮性胃炎』を像を呈していました。
胸やけの原因となる、軽度の『逆流性食道炎』も認めました。

まあ、悪いものは見つからなかったし、まあよかった。

ピロリ菌は幼少時に感染することが多く、
両親からの口移しや、井戸水など、幼少時の住環境の影響が非常に強いと言われています。

放置すると、胃がんになるリスクが高いと言われる胃炎でしたので、
まずはピロリ菌除菌のため、翌日から胃酸分泌抑制剤と2種類の抗生物質がセットになった「一次除菌」を始めました。今晩もボノサップ、飲んでます。

これを1週間飲み続けて、無事に除菌できたかの検査を3か月に行い、除菌されていれば一安心、されていなければ、二次除菌と進んでいくことになります。

ともあれ、第一段階をクリア。

胃カメラで胃をパンパンに膨らまされたダメージが取れず、その後の同期数名の大腸内視鏡検査中にもこみ上げてくるゲップを必死に抑えつつ、二人の大腸ポリープを切除しただけで滞りなく終了しました。
みんなに苦痛を与えないように神経を集中したため、いつも以上に疲れましたが、それよりも、みんな大したことなくてよかった。
みんなも安心して働けるでしょう。

終わったあとは、みんなで打ち上げ。
消化器外科の先輩、後輩の近況も聞けたし、久しぶりに外科に帰ってきたような感覚も味わえて、本当に楽しかった。

僕個人としては、この荒れた胃がきれいになっているかを来年チェックし、新たに病変ができないか、毎年胃カメラを受けるつもりでいます。大腸内視鏡は、これまで2回受けましたが、この2年美容皮膚科の仕事が忙しくて受けられなかったので、来年はお願いしようと思います。

最後に、こういう貴重な機会を設けてくれた、

『藤戸クリニック』
http://www.fujito-clinic.com/

藤戸院長、スタッフのみなさんには本当に感謝いたします。
藤戸院長、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

宝塚ヒルズクリニック